Microsoft Power Platform の基礎を理解するために PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals 試験を受験し、836点で合格しました。その経験をもとに合格するための試験対策を記事にまとめてみました。
試験範囲を確認する
最初に公式ページである PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals を確認しましょう。
2020年2月9日現在、「評価されるスキル」として掲載されている試験範囲は下記のとおりです。
- Power Platform のビジネス価値について説明する (15-20%)
- Power Platform のコアコンポーネントを特定する (15-20%)
- Power BI の機能を実証する (15-20%)
- Power App の機能について説明する (15-20%)
- Power Automate の機能を実証する (15-20%)
- Power Virtual Agents のビジネス価値を実証 (10-15%)
詳細な試験範囲が記述されている Skills Measured は、ページ内の「試験スキルのアウトラインをダウンロード」からダウンロードできます。
ラーニングパスを完了する
公式ページでも紹介されているように Microsoft Power Platform の基本という公式のラーニングパスが用意されています。試験範囲はこちらのラーニングパスで網羅されているようです。なお、2020年2月9日現在、日本語に翻訳されていないモジュールも一部含まれています。
Microsoft Power Platform Virtual Training Day に参加する
Microsoft Power Platform Virtual Training Day: Fundamentals という PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals 試験の準備に利用できる無料のトレーニングイベントが開催されています。また、このトレーニングイベントに参加する特典によって、PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals 試験を無料で受験できます。
試験を受験する
公式ページにある「試験のスケジュール設定」から試験を予約します。試験当日は2点の本人確認書類を持ってテストセンターに行きます。本人確認書類についてのページを事前に確認しておきましょう。僕は運転免許証と健康保険証を本人確認書類として使用しました。あとは指示どおりに受験するだけです。
試験結果を考察する
試験結果は試験終了直後にわかります。下記のようなスコアレポートも紙で渡されます。
合格の場合は、自分自信の苦手分野を把握するために活用すればよいかと思います。不合格の場合は、再受験するときに対策すべきセクションが明確になると思うので、スコアレポートをきちんと考察しましょう。
今回の結果を考察してみると、Power BI の部分が低いことがわかります。Power BI について十分な学習ができていないことが示唆されます。公式のラーニングパスに含まれる Power BI のモジュールが英語だったため理解が浅かったのかもしれないとも推察できますね。
本稿では、PL-900: Microsoft Power Platform Fundamentals 試験の試験対策について説明しました。Microsoft Power Platform の学習を開始する上で有意義な試験だと思うので、興味のある人はぜひ挑戦してみてください。