『PRESIDENT 2020年9.4号』を読んだので書評を書いてみました。特集は「99%の人が気づいていない人間の底力」で、人生100年時代における定年後について考えさせられました。まあ、死ぬまで仕事を続けたい派なんですけどね。
1分でわかる資質診断テスト
「理論型 (Type D)」でした。エニアグラムで「調べる人 (Type 5)」だったり、MBTI で「建築家 (INTJ)」だったりするので、妥当な気がします。個人的には内省に『エニアグラム【基礎編】』が役立っているので、診断テストが好きな人はエニアグラムの本を読んでみてもいいかもしれません。
ビル・ゲイツ 個人の能力を『最大化』する方法
Netflix の『天才の頭の中:ビル・ゲイツを解読する』を観ないとなと思いました。下記は記録しておきたい名言ですね。
成功は最低の教師だ。優秀な人間をたぶらかして、失敗などありえないと思い込ませてしまう。未来の案内役としてもあてにならない
『ビル・ゲイツ未来を語る』より
定年からの人、定年までの人
定年のことを考える年ではないのですが、下記の言葉はいいなと思いました。
何が人生の役に立つかは誰にもわかりません。でも、好きなことをやっていれば、選択肢は自然と広がります。
出口 治明
60代、50代、40代でやっておくべきこと、絶対やってはいけないこと
30代なんですが、40代のところにあった『マネジメント【エッセンシャル版】基本と原則』は読まないとなと思いました。財務諸表を読めるようにという話もあったので、そういう勉強もしないとですね。人間力を高めるためには、中国古典や仏教書がおすすめと書いてあり、近年は仏教書を、最近は中国古典を読んでいるので進んでいる方向がお墨付きになった感じです。
4295人「貯金・家族・仕事」大調査
高齢者の幸福グループと不幸グループの特徴がわかります。まずは健康が基盤ですね。年齢を重ねるごとに健康以外の悩みは減少するんですね。家計にゆとりがあることも大事そうです。当然ながら配偶者や子どもがいる方が幸福なようです。「他者との交流」も幸福度とつながりが多いようです。経済力が高いグループほど孤立しにくいらしいです。現役世代において「幸福度が高まるのは年収450万円まで」とのことです。幸福度が高まるのは年収800万円までという話を聞いたことがあったんですが、それよりは低いですね。
「老後の後悔トップ10」にあることは今のうちにやっておいた方がよさそうです。「資産形成」「親孝行」「食」「旅」「歯のケア」が僕のトピックになりそうです。
年をとるほど脳が活性化する条件
加齢によって脳が衰えるとは限らないそうです。加齢によって感情に左右されにくくなり、ストレスに強くなります。脳の「備蓄」「維持」「補償」を助ける外的要因として研究者が推奨するのは健康的な食生活、適度の運動、様々な活動による脳への刺激、積極的な社会参加だそうですが、近年注目されてきたのは瞑想の効果だそうです。個人的には楽器演奏が脳に与える影響にも言及してほしかったですね。運動はやっぱりやらないとなぁと思いました。瞑想の習慣化もできていないですね。
老後に後悔しないための人生設計と7大爆弾
「収入減」は、役職定年や定年でどのように変化するかが具体的でした。自分が定年っていうのはだいぶ先のことなのですが、未来のことは考えとかなきゃなぁと思わされますね。
「退職金」は、おそらく今のような仕事スタイルだと無さそうですね。退職金にあたる資産を形成しておく必要がありそうです。人生100年時代を見据えた運用の考え方の例だと3,000万円なので、きちんと計画していかないとなりませんね。
「年金」「熟年離婚と別居」「不動産」「介護」「子ども」は、現時点では未来すぎて想像できないものが多いですが、計画していかなければならないということはわかりました。
死ぬまで金持ち、死ぬほど金持ち
積み立て投資の話でした。投資に多少の知識があれば、当たり前の話かなと思います。
起業で「自由とお金」を手にする幸せと罠
ちょっとシニア寄りな起業話でした。スタートアップ界隈とは違った視点が得られますね。下記の「シニア起業における失敗例」は、普通の起業でも通用することもあります。
- 固定費をかけすぎる
- 広告宣伝費に予算を使いすぎる
- 他人に依存しすぎる
- 前職と同じ業務をする
- 最新の情報に触れていない
- 経験の浅い分野に安易に手を出す
『PRESIDENT 2020年9.4号』は、人生100年時代における定年後の特集だったので、色々と未来について考えさせられました。ただ、資産形成などは今から考えるべきではありますが、全体的に自分からすると未来すぎるということもあるので、また年齢を重ねたら似たような特集を読みたいですね。